イタリア料理教室Gioia -ジョイア-

食べて元気 毎日の暮らしの楽しいスパイスになるお料理を召し上がれ!

『Passione』 ことば集に寄せて

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3年以上も書いていると、ブログの「カテゴリー」も本当にたくさんに増えました。
スマホバージョンでご覧頂いている方には何のことやら?かもしれませんがPCバージョンでしたらご覧頂けます。
教室のことやら、イタリア話などなど 最近ずっと追加したかったのは「ことば集」、
なぜなら私を支えてくれている言葉があふれる程たくさんあるから。



私の母を通じて知り合った辻調の西洋料理の先生、
フランスとイタリアで修行されていたので、私のイタリア滞在前に
イタリア生活のアドバイスを頂いていました。
かれこれ10年程前になりますが、人生で初めてMichel Brasの名前を伺ったのは
先生からで、そう、この冬の北海道滞在、「北海道」と聞くと、
ウィンザーのミシェル・ブラスに行きたいともうそれしか頭になかったほど。
21世紀のフランス料理界を代表すると言われているシェフ。
(写真はウィンザーホテルでブラス氏のスペシャリテ)


先生とイタリア前、イタリアへ行ってからもメールのやり取りをさせてもらっていて、
その中で教えて頂いたブラス氏の言葉より

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『Passione』 「情熱」のない人は仕事を変えた方がいい


料理の基礎技術は大切であるが、心のない人にはその技術は何の役にも立たない。
常に自然と、愛する人と在り、そのメッセージを感じ取れるように
五感と心を鍛えることが大切。
このことによって料理が自己表現の一つとして現れてくる。


情熱の中にあって自分を失うことの方が情熱をなくしてしまうよりまし、幸運である。


他人の評価に左右されない自信を持ちたい。
ただし、これでよいと思ったときから何かが後退する。
何か・・・というのは人それぞれ

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超一流の人の言葉は、共通している。
友人のホルン奏者のアレッシオ(ローマ、サンタチェチリア音楽院オーケストラを始め、ヨーロッパ中で活躍)も
大切なのはテクニックではなく「心」だと言います。

音楽においても同じなんですね。
と言っても一流の中の一流の方なので、
子どもの頃からの基礎の積み重ね、努力により身につけられた確固たる技術があってこそ、
発せられている言葉であることを忘れてはいけません。


アレッシオの音楽に、私は救われ、助けられたんですよ。
元々イタリア滞在中に知り合い、その後私は日本に帰って来て、母が若くして亡くなったので、
まさに、絶望、これ以外に表す言葉は見つかりません。
私の世界から太陽がなくなってしまったと思った。
そんな母の死後数ヶ月、アレッシオのミラノ・スカラ座のソリストとの共演CDを
毎日エンドレスでかけていました。
親友にさえも会う気になれなかった当時の私が受け付けたのは、
ギリシャのナナ・ムスクーリの歌声とアレッシオのホルンのみ。
悲しみはもちろんすぐには癒されませんが、すっと心に寄り添ってくれました。




国境なんて悠々と跳び越してしまう、世界レベルで活躍されている方は、
決して奢ることがなく、肩の力が抜けていていつも自然体でユーモアがあって、人一倍努力家で・・・
ブラス氏もきっとそういう方なんじゃないかなと想像しています。

冒頭でたくさんの「言葉」に支えられていると書きましたが、
もちろんそれはたくさんの「人」に支えられて、今の私があるということに他なりません。




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